ライフサイエンス用語集

き(ぎ)

基底膜 【きていまく】

上皮細胞や表皮細胞の足場としての細胞外マトリクスⅣ型コラーゲンとラミニン、糖タンパク質などからなる膜状構造物。

機能性足場 【きのうせいあしば】

細胞接着性や種々の生物機能をもつ細胞足場のこと。

キャピラリー電気泳動法 【きゃぴらりーでんきえいどうほう】

毛細管内で行う電気泳動。

強化元素 【きょうかげんそ】

合金成分として金属に添加すると強度が向上する元素。

共重合 【きょうじゅうごう】

2種類以上のモノマーを用いて行う重合のこと。高分子鎖中に2種類以上のモノマーが含まれている。ランダム共重合体、交互共重合体、ブロック共重合体、グラフト共重合体がある。

矯正視力 【きょうせいしりょく】

レンズで光の屈折を眼前で調整して得られる最高視力で、これが網膜(黄斑)の能力である。

狭帯域光観察(Narrow Band Imaging = NBI) 【きょうたいいきこうかんさつ】

「NBI」は、血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された2つの波長の光を照射することにより、粘膜表層の毛細血管、粘膜微細模様を強調する。
血管を高いコントラストで 観察するために、(1)血液に強く吸収される、(2)粘膜表層で強く反射・散乱される、という特長を併せ持つ光の利用に着目し、粘膜表層の毛細血管観察用に青色の狭帯域光(390~445nm)、そして深部の太い血管観察と粘膜表層の毛細血管とのコントラストを強調するために緑色の狭帯域光(530~550nm)を使っている。
これにより、食道領域の詳細診断や大腸のピットパターン(腺管構造)観察のために広く行われている色素散布の代替法として期待されます。

共有結合 【きょうゆうけつごう】

2つの原子が1つ以上の電子を共有することによって生じる化学的な結合様式。

虚血性疾患 【きょけつせいしっかん】

血流が不足あるいは止まることによって、細胞が死滅、組織が障害、脱落していく病気。
皮膚組織が腐り孔があく皮膚潰瘍、心臓筋肉が死滅、心臓一部が機能低下する心筋梗塞などが代表例。

筋ジストロフィー 【きんじすとろふぃー】

筋線維の破壊・変性(筋壊死)と再生を繰り返しながら、次第に筋萎縮と筋力低下が進行していく遺伝性筋疾患の総称である。
発症年齢や遺伝形式、臨床的経過などから様々な病型に分類される。その内最も頻度の高いのはデュシェンヌ型である。
また出生時より筋力の低下を認めるものを先天性筋ジストロフィーと呼び、日本では福山型先天性筋ジストロフィーが最も多い。

近赤外光 【きんせきがいこう】

可視光より長い波長をもつ赤外線(波長800nm~1μm)の中で30μmより短い波長をもつ光のこと。近赤外線の吸収により、物質内の熱運動が励起され温度が上昇するので熱線とよばれることもある。
生体透過性が高いことから、光イメージングへの利用が考えられている。

金属 【きんぞく】

自由電子を媒介とし、金属原子が規則正しい構造(結晶)をとった無機物質。

金属間化合物 【きんぞくかんかごうぶつ】

2種以上の金属・半金属元素によって形成される中間相。
異種元素同士の結合が強く、その結果として通常の金属とセラミックスとの中間的な特性(特に力学特性)を発揮する。

菌体外多糖 【きんたいがいたとう】

細菌がその周辺に産生する多糖類。バイオフィルム形成物質である多糖体。

偽陰性・偽陽性薬剤 【ぎいんせい・ぎようせいやくざい】

hERGイオンチャンネルとの結合定数計測や、動物細胞を用いた活動電位計測などのin vitro計測で予測された候補薬のリスクと、臨床でのヒトの結果とが相違する薬剤。
臨床で初めて問題が明らかになるものが偽陰性、逆に、in vitro計測で陽性と出たもので臨床では問題とならなかったものは偽陽性となる。

逆転写 【ぎゃくてんしゃ】

RNAを鋳型にしてDNAを合成すること。