ライフサイエンス用語集

と(ど)

糖尿病皮膚潰瘍 【とうにょうびょうひふかいよう】

糖尿病により末梢血管に障害が起こり、血流が不足(虚血)する。その結果、皮膚を構成する細胞に栄養や酸素が届けられなくなり、皮膚が脱落、潰瘍を形成する病態。

トレーサビリティ 【とれーさびりてぃ】

臨床用に細胞を培養する場合、使用する薬剤、化合物はすべてどこで作られたどのような材料が使われているかをトレース(追跡)できることが必要である。これをトレーサビリティの確保という。

トレース 【とれーす】

何かの軌跡をたどること。例えば、ある薬に目印をつけて体内に投与する。その後、体内での薬の動きを目印の動きで追いかけること。

トンネル電流 【とんねるでんりゅう】

電極とサンプルとの距離を1nm程度まで近づけると量子力学的な効果により電子がポテンシャル(エネルギー)障壁を飛び越え、電極・サンプル間を移動する。これをトンネル効果と 呼び、このとき流れる電流をトンネル電流という。

同品質 【どうひんしつ】

例えば、ES細胞やiPS細胞から移植のための網膜細胞を作る場合、毎回同じ品質(同品質)のものができているかが問題であるが、何をもって同品質とするかは決まっていない。同品質、同など性をどう判断するかが細胞治療ではポイントである。

毒性 【どくせい】

生体為害性とも呼ばれ、生体に対し、濃度依存的に炎症や障害などを引き起こす。

ドライプロセス 【どらいぷろせす】

イオンや原子を基板材料に衝突させることで起こる、付着、スパッタリング、注入の効果を利用した表面処理法。

ドラッグデリバリーシステム(DDS) 【どらっぐでりばりーしすてむ(でぃーでぃーえす)】

一般に、Drug=治療薬というイメージが強いが、ある生物作用をもつ物質を総てDrugと考え、生物作用をもつ物質(D=Drug、D)と材料とを組み合わせることにより、物質の生物効果を高めるための技術、方法論のこと。
DDSの目的は、
 1)物質を長期間にわたり徐々に放出(徐放)すること
 2)物質の安定化、水可溶化すること
 3)物質の生体バリア(血管壁、腸の壁、細胞膜、核膜など)の通過、吸収を促進すること
 4)物質の作用部位へのターゲティングすること
の4つである。