ライフサイエンス用語集

内科的再生誘導 【ないかてきさいせいゆうどう】

薬物投与などの内科的治療法により、体のもつ自然治癒力を高め、生体組織の再生誘導修復を行うこと。

内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic submucosal dissection: ESD)【ないしきょうてきねんまくかそうはくりじゅつ】

従来の内視鏡治療法では、ある程度の大きさの早期がんまでしか、一括切除ができなかった。
ESDという手技を用いることにより、従来の手法ではとりきれずに手術になっていた範囲の広い早期がんを安全かつ1つのブロックとして切除できるようになり、より正確な病理診断が可能となった。
EMRは、治療が比較的短時間ですむが、一度に切り取ることができる病変が、スネアの大きさ(約2cm)までと制限があるのに対し、ESDでは専用の処置具を使い、より広範囲に病変を切り取ることが可能な治療法である。

内視鏡的粘膜切除術(Endoscopic mucosal resection:EMR)【ないしきょうてきねんまくせつじょじゅつ】

EMRは内視鏡を用いて筋層以下(粘膜下層の奥)に障害を与えずに、粘膜下層の深さで粘膜層を広く切除し、組織を回収する技術。EMRは開腹手術に比べ、患者さんの身体の負担が軽い。

ナノインデンテーション法 【なのいんでんてーしょんほう】

μN~mN程度の荷重を負荷しつつ、応力ひずみ曲線を描くことにより、局所領域での弾性率や硬度を解析する手法。

ナノウォール 【なのうぉーる】

半導体微細加工により石英、シリコン、プラスチック基盤などに作成した幅1,000nm以下の壁状構造のこと。高さは、幅の2倍以上あることが望ましい。

ナノデバイス 【なのでばいす】

大きさがナノメートルの素子。

ナノバイオデバイス 【なのばいおでばいす】

バイオテクノロジーとナノテクノロジーの融合技術により開発した素子・材料・装置・チップなど。ナノ再生医療、ナノバイオイメージング、ナノDDS、診断ナノデバイスなどに応用されている。

ナノピラー 【なのぴらー】

半導体微細加工により石英、シリコン、プラスチック基盤などに作成した直径1,000nm以下の柱状構造のこと。高さは、ピラー直径の2倍以上あることが望ましい。

ナノファイバー 【なのふぁいばー】

ナノオーダーサイズの直径をもつ繊維(ファイバー)のこと。

ナノポア 【なのぽあ】

主に、DNAの塩基配列を解読するために、半導体微細加工によりシリコンや石英基盤上に作成した数nmの細孔。この細孔をDNAが通過する際に、DNAの塩基により異なる電流が流れるために、塩基配列を解読できる。

ナノマテリアル 【なのまてりある】

大きさがナノメートルの材料。

軟骨 【なんこつ】

軟骨細胞とそれを取り囲む基質からなる支持器官であり、関節面を覆う関節軟骨、気管を潰れないように囲っている気管軟骨、甲状軟骨などが該当する。

軟組織適合性 【なんそしきてきごうせい】

材料に軟組織が接触したとき、材料表面に組織が接着、なじむ性質。

難聴 【なんちょう】

音が聞こえるために必要な聴神経細胞や有毛細胞が何らかの原因で機能低下、死滅する。この結果、音が聞こえにくく、あるいは聞こえなくなる病態。