ライフサイエンス用語集

ひ(び)

ヒアルロン酸 【ひあるろんさん】

カルボキシル基をもつアニオン性の多糖。細胞外マトリクスの主成分の1つであり、組織の保水性に寄与している。眼球内の硯子体あるいは関節内にも存在している。関節内では潤滑剤の役割を果す。

光イメージング 【ひかりいめーじんぐ】

光を検出方法として用いた生体成分、細胞、組織などの可視化のこと。この可視化のために用いられる、可視化が必要な部位を認識する物質と発光物質とからなる材料をプローブという。

非晶性と結晶性 【ひしょうせいとけっしょうせい】

高分子の場合、高分子鎖が平衡状態に規則正しく配向したものを結晶といい、高分子鎖が自由自在に存在する状態を非晶と言う。
高分子の場合、非晶がゴムであり、非晶と結晶が混じり合った状態をプラスチック、結晶が方向性を持った場合は、繊維となる。

非磁性と低磁性 【ひじせいとていじせい】

磁化しない性質と磁化しにくい性質。

比誘電率 【ひゆうでんりつ】

物質の誘電性を決める性質。この値が大きいと静電引力は小さい。

表皮水疱症 【ひょうひすいほうしょう】

表皮が容易に剥離する遺伝性疾患で、多くのタイプがある。特に重症の栄養障害型では、Ⅶ型コラーゲンの変異により表皮を真皮につなぎとめられず、剥離し水疱形成が全身の皮膚でみられる。

表面酸化物皮膜 【ひょうめんさんかぶつひまく】

金属表面が酸化してできる表面皮膜であるが、特に強固な耐食性の高い皮膜を指す。

表面修飾 【ひょうめんしゅうしょく】

物質の表面を何らかの方法で改質すること。色々な手法が存在し、表面の濡れ性や接着性、吸着性などを制御する目的で行われてきた。

表面水酸基 【ひょうめんすいさんき】

固体表面に存在する水酸基。

表面水酸基分析法 【ひょうめんすいさんきぶんせきほう】

材料表面の水酸基量を定量する方法。

表面ルチル化 【ひょうめんるちるか】

チタン表面を湿式法などで酸化物にし、骨の成分であるアパタイトなどを晶出可能なるルチル(チタン酸化物の一種)を形成させること。

微視的溶出 【びしてきようしゅつ】

ミクロなレベルでの溶解。

微生物産出ポリエステル 【びせいぶつさんしゅつぽりえすてる】

バイオポリエステルと称されるポリヒドロキシブチレート(ポリヒドロキシ酪酸エステル:PHB)。ポリヒドロキシアルカン酸PHA(ポリヒドロキシアルカノエート)が一般名。

ビンキュリン 【びんきゅりん】

細胞内にある細胞接着にかかわる細胞膜裏打ちタンパク質。

ピロリ菌 【ぴろりきん】

ヒトなどの胃に生息するらせん型の細菌でヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)のこと。
宿主であるヒトの胃に感染した場合、菌が排除されることなく胃内に定着し、宿主の終生にわたって持続感染を起こす。持続感染したヒトでは萎縮性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍のリスクが上がり、また胃癌や、MALTリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫が発生するリスクも上昇する。