ライフサイエンス用語集

ふ(ぶ)

フィブリン 【ふぃぶりん】

フィブリンは血液の凝固に関わる繊維状タンパク質で、傷などが原因となってフィブリノーゲンが重合したもの。
しばしば血球をくるみこんで血餅を形成する。止血や血栓形成の中心的な役割を担っている。

フィブロネクチン 【ふぃぶろねくちん】

細胞外マトリックスに存在する細胞接着タンパク質。

複合体 【ふくごうたい】

=コンポジット

腐食生成物 【ふしょくせいせいぶつ】

金属イオンが溶出すると同時に表面に生成する物質。鉄さびなどが該当する。

フーリエ変換赤外分光高感度反射法(FTIR-RAS)【ふーりえへんかんせきがいぶんこうこうかんどはんしゃほう】

フーリエ変換赤外分光装置にミラー系を組み込むことで、金属表面に存在する物質を同定する方法。

物質 【ぶっしつ】

元素、原子、分子などがいろいろな形で集まってできた集合体の総称。

物理化学的 【ぶつりかがくてき】

材料や物質の化学組成や構造によって決定される性質のこと。
具体的には、硬さ柔らかさ、弾性率、力学特性、内部の孔構造、表面の形状など、化学的性質(化学組成、正負電荷、親水性、疎水性など)を含んで用いることも多い。

ブロック共重合体 【ぶろっくきょうじゅうごうたい】

AとBの2種類のモノマーがAAAA—-BBBBBBと並んでできた高分子のこと。
1種類のモノマーが連続的に結合し、他のモノマーに置き換わればそのモノマーが連続的に結合する。配列パターンにより、AB型、ABC型、ABA型(3種類のモノマー)などがある。

分化 【ぶんか】

細胞が成熟あるいは変化してある生物機能をもつようになること。幹細胞が成長して機能する細胞に変化していくこと。

分子イメージング 【ぶんしいめーじんぐ】

体内あるいは細胞内での薬、タンパク質、および遺伝子などの物の動きを分子レベルで可視化すること。
可視化したい物を認識する物質と可視化するための蛍光色素やMRI試薬(Gd2+イオンや酸化鉄)などを組み合わせたイメージングプローグ(検出剤)の作製がkeyとなる。

分子生物学 【ぶんしせいぶつがく】

細胞の働きや機能を分子(遺伝子)レベルで研究する生物学の分野。主に、遺伝子の作用を高めたり、低めたり、なくしたりすることによる細胞状態の変化を調べ、遺伝子の働きを解析する。

分子プローブ 【ぶんしプローブ】

生体機能の解明・探索を可能とする、あるいは特定の分子を認識することができる分子の総称。その分子の局在や動態を目で見る(可視化する)ために蛍光や放射線などを発生するユニットを分子内に組み込み、標的となる分子、組織、細胞、さらにはタンパク質などを観察することが可能。
例えば、可視化するユニットが蛍光分子である場合は、「蛍光プローブ」γ線を放出する11Cや18Fなどを組み込んだ分子を「PETプローブ」と呼ばれる。

プラズマ溶射 【ぷらずまようしゃ】

原料をプラズマジェットによって溶解し、基板材料に吹き付けることで、成膜する方法。

プラーク 【ぷらーく】

口腔内に形成されるバイオフィルムをプラーク(あるいはデンタルプラーク)とよぶ。う蝕(虫歯)や歯周病の原因になる。

プルラン 【ぷるらん】

細菌が作る多糖。アイスクリームや薬の安定化剤として用いられている。肝臓細胞に親和性があり、薬を肝臓へ集積させるための薬の担体(キャリア)としても利用されている。

プロテオグリカン(proteoglycan) 【ぷろておぐりかん】

タンパク質を結合した多糖の総称。特にタンパク質部分に対して多糖の占める割合の多い分子群をさす。多糖として、ムコ多糖をもつものが主である。
体内では細胞と細胞との間のスペースをうめ、細胞の増殖、分化にもかかわっている。

プロネクチン 【ぷろねくちん】

RGDS配列およびシルクのβ-シート構造部分(GAGAGS)9を組み込んだ、人工細胞接着性タンパク質。