株式会社 ブラスト

企業プロフィール

弊社は「透明ガラスヒーター」をコア技術とした理化学分野向け装置の製造ベンチャーです。透明ガラスヒーターとは透明導電膜を基材ガラスに薄膜形成したもので、通電すると透明なまま発熱します。
その性質を利用して、対象物を観察しながら温度管理したり、レーザー波長解析や分光分析など光学評価しながら加熱する実験用途で販売しています。直ぐに使えるパネルおよびチューブ形状の標準ユニットを始め、顕微鏡で観察しながら温度管理を行う細胞培養装置やマイクロリアクター用加熱ステージなどの機器に応用して短納期低価格にてご提供しています。
また分析・計測機器で光学評価しながら加熱する組込用熱源として素材だけの提供もしています。ディスポでの検体チップなどにも利用可能です。

技術・強みなど

弊社は元々が医療機器の開発ベンチャーで、体温を上げて癌を治療するハイパーサーミアをオリジナルで開発していました。透明ガラスヒーターはその熱源として開拓したもので、従来は結露防止や保温に使われていた技術を最大500℃に加熱できるまで向上させたものです。生化学で使用する60℃以下では省電力で面全体が均一に発熱します。
またハイパーサーミアシステム開発で培ったシステム工学の技術を生かし、温度制御や筺体設計など幅広く自社で網羅しています。目的に即した機能性能に最適化することで、コンパクトで低価格なパッケージに仕立てることが可能になっています。
製品としては透明ガラスヒーターのパネル形状およびチューブ形状の標準ユニットを幾種類か揃え、それを利用して用途に応じた装置を製造しますので、組み替えたりカットしたりすることでカスタムが容易になっています。多様なニーズに短納期低価格でお応えします。

顕微鏡インキュベータ

ウェルプレート1枚を収納できる樹脂筺体の天面または底面に透明ガラスヒーターを設け、顕微鏡に設置して観察しながら細胞培養できる装置です。チャンバー内は温度制御装置とともに小型CO2コントローラとで庫内の温度とCO2ガス濃度を制御します。
チャンバーは目的に応じて複数の種類があり、菌の培養など常温以下に冷却できるタイプや35mmディッシュまたは多検体スライドガラス用の超小型チャンバーなどがあります。
比較的短期・少量の細胞培養に狙いを絞り、必要最低限の機能性能でシステムの最適化を図ったコンパクトで使いやすく低価格なパッケージです。

マイクロリアクター

マイクロ流路の加熱ステージです。透明ガラスヒーターで加熱しながらの薬液反応過程の観察やレーザー解析に用います。加熱エリアを2つに分けることで例えば流路の前半と後半とで異なる温度に制御することも可能、不透明ではあるもののペルチェ素子を用いて一方を冷却することで、リポソーム生成時に必要なヒートショックを付与するステージとして使用できます。
お使いのマイクロ流路の形状寸法をご教示いただければフィッティングコネクタのサイズや間隔も含めてピタリと設置できるようカスタム製作いたします。

発熱スライドガラス

スライドガラスに透明導電膜を直接形成し、透明ガラスヒーターに仕立てました。専用ホルダへ簡単に脱着でき、標本を多数作製する場合の加熱工程を簡便に実施します。
多検体チャンバーを載せると自ら発熱する多検体チャンバースライドになり、インキュベータを使わずとも培養・固定・染色が可能になります。発熱スライドガラスのガラス面にはマイクロ流路を形成することもでき、DNAハイブリダイゼーションチップとすることもできます。

透明ヒートステージ(パネル型ユニット)

加熱エリアがおよそ50mm角、100mm角、200mm角の寸法で温度域を60℃耐熱、200℃耐熱、500℃耐熱の種類に分けてユニット化しました。透明ガラスヒーターを温度センサと通電接触とともにホルダに組み込んで、それぞれに合わせた温度制御装置とセット販売していまして、届いたその日からすぐ使えます。また取付穴の追加やホルダ寸法変更など賜っていますので、このユニットを用いてお客様独自の装置へ簡単に組み込みできます。

透明チューブオーブン(チューブ型ユニット)

加熱直径と長さをφ6-80L、φ25-210L、φ40-160L、φ50-160L、φ80-160Lで200℃耐熱と500℃耐熱にてユニット化しました。チューブオーブンの外側には絶縁・断熱用のガラスカバーがついた二重管構造で、両端をフランジでセットしています。フランジは開口して細長い試料やキャピラリを挿入できるほか、管用ネジやフェルール形状など配管用の加工も賜っています。チューブの表面全体で発熱するので、液体やガスを流すと最大効率で伝熱します。